2023.11.10 Friday
2014.12.31 Wednesday
今年もありがとうございました
『もういちど太宰を読もう』
終戦直後に23作品が書かれた旧津島家新座敷『太宰治疎開の家』です。
2014年12月31日の新座敷
7年目が過ぎようとしています。
公開間もない頃は当然知名度がなかったせいですが、ここ5年の中ではストンといちばん静かな12月だったな。
でも3日間のお休みが明けて28日からはいつものように帰省のお客様や正月を旅で過ごす家族連れのお客様がたくさん。急がず時間たっぷりの人が多いのがこの時期の特徴です。来る人来る人穏やかな笑顔なので、年末押し迫る中でもほのぼのした心地がします。
「これは御一同、ようこそ。大みそかをよそにして雪見酒も一興かと存じ、ごぶさたのお詫びも兼ね、今夕お招き致しましたところ、さっそくおいで下さって、うれしく思います。どうか、ごゆるり。」
太宰治「新釈諸国噺・貧の意地」より
今朝はお店の窓洗いをして、新年を迎える気持ち。
本日は15:00閉館。
新年は1月2日から営業いたします。
来る年も多くの方が太宰さんに会いに来てくださるようにと願います。
では、今年出会った皆さま、日記を読んでくださっている皆さま、当館を支えてくださる皆さま
どうぞ喜び多い年をお迎えください。
終戦直後に23作品が書かれた旧津島家新座敷『太宰治疎開の家』です。
2014年12月31日の新座敷
7年目が過ぎようとしています。
公開間もない頃は当然知名度がなかったせいですが、ここ5年の中ではストンといちばん静かな12月だったな。
でも3日間のお休みが明けて28日からはいつものように帰省のお客様や正月を旅で過ごす家族連れのお客様がたくさん。急がず時間たっぷりの人が多いのがこの時期の特徴です。来る人来る人穏やかな笑顔なので、年末押し迫る中でもほのぼのした心地がします。
「これは御一同、ようこそ。大みそかをよそにして雪見酒も一興かと存じ、ごぶさたのお詫びも兼ね、今夕お招き致しましたところ、さっそくおいで下さって、うれしく思います。どうか、ごゆるり。」
太宰治「新釈諸国噺・貧の意地」より
今朝はお店の窓洗いをして、新年を迎える気持ち。
本日は15:00閉館。
新年は1月2日から営業いたします。
来る年も多くの方が太宰さんに会いに来てくださるようにと願います。
では、今年出会った皆さま、日記を読んでくださっている皆さま、当館を支えてくださる皆さま
どうぞ喜び多い年をお迎えください。
2014.12.21 Sunday
年末年始の休館日?
2014.12.18 Thursday
テレビに出ます
「もういちど太宰を読もう」
終戦直後に23作品が書かれた旧津島家新座敷『太宰治疎開の家』です。
先日、RAB青森放送のZIP!FRIDAYという番組で
かなぎ元気倶楽部の待ち歩きツアーの取材がありました。
その中で当館も待ち歩きスポットとして紹介してくださいます。
番組は明日、12月19日。15:50〜16:50の放送内。
爆弾低気圧最強寒波の予報のとおり、昨日は猛吹雪になりましたが、
明けて今朝の金木は風が収まって穏やかに晴れ間も見えていました。
ほっとしました。
終戦直後に23作品が書かれた旧津島家新座敷『太宰治疎開の家』です。
先日、RAB青森放送のZIP!FRIDAYという番組で
かなぎ元気倶楽部の待ち歩きツアーの取材がありました。
その中で当館も待ち歩きスポットとして紹介してくださいます。
番組は明日、12月19日。15:50〜16:50の放送内。
爆弾低気圧最強寒波の予報のとおり、昨日は猛吹雪になりましたが、
明けて今朝の金木は風が収まって穏やかに晴れ間も見えていました。
ほっとしました。
2014.12.14 Sunday
美しい国
「もういちど太宰を読もう」
終戦直後に23作品が書かれた旧津島家新座敷『太宰治疎開の家』です。
『散華』
戦地で特攻に向かう若者の詩にまつわる小説の中で、太宰さんは「玉砕」「散華」という言葉が放つ美しさについて語っていきます。もやもやとした濁りの中にあって、純粋の献身にこそ人の究極の美しさを見る・・・
かつて「美しい国」を掲げた人の言葉はあまり民衆に受け入れられなかったようだけど、あれからの日本の民衆は「美しい国」を望んでいるのかいないのか。大勢はあまり美しい方向を目指してはいないような気がします。一週間前に期日前投票で選挙は済ませましたが、イライラするのであまり開票には関心持たない態度で今日は今日の雪かきをするのです。
寒波に覆われて天候が悪いみたいですが、選挙は行きましょうね。
理由はどうあろうとも、旗色の悪いほうに味方せずんばやまぬ性癖を
私は有(も)っている。
太宰治『散華』より
終戦直後に23作品が書かれた旧津島家新座敷『太宰治疎開の家』です。
『散華』
戦地で特攻に向かう若者の詩にまつわる小説の中で、太宰さんは「玉砕」「散華」という言葉が放つ美しさについて語っていきます。もやもやとした濁りの中にあって、純粋の献身にこそ人の究極の美しさを見る・・・
かつて「美しい国」を掲げた人の言葉はあまり民衆に受け入れられなかったようだけど、あれからの日本の民衆は「美しい国」を望んでいるのかいないのか。大勢はあまり美しい方向を目指してはいないような気がします。一週間前に期日前投票で選挙は済ませましたが、イライラするのであまり開票には関心持たない態度で今日は今日の雪かきをするのです。
寒波に覆われて天候が悪いみたいですが、選挙は行きましょうね。
理由はどうあろうとも、旗色の悪いほうに味方せずんばやまぬ性癖を
私は有(も)っている。
太宰治『散華』より