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洗われたい




青いガクアジサイを見ると、こころ洗われる。

見ている自分の眼まで「清浄」になりそうな気分になる、不思議な花である。







葉の重なりの美しさも絶妙で完全。




よい一日でした。

感謝。







七月二十八日

昭和20年。

東京の空襲を逃れて妻の実家がある甲府市に疎開していた太宰治一家が、

さらに7月6日深夜の焼夷弾攻撃で実家を焼かれ、

20日ほどは焼け残った知人の家にお世話になっていたが、

津軽の太宰の生家に再疎開を決めて甲府を出発したのが7月28日だった。


リュックサックにおにぎりを入れて、妻と幼子二人を従えて 同日昼頃に上野に着き、

いつ乗れるのかわからない、改札を待つ座り込みの列に加わる。

やがて日暮れ頃に空襲警報が出て、

駅構内はぎっしりと人を詰め込んだまま不気味な雰囲気となった。

そしてアナウンスが繰り返し告げたのは青森市の大空襲である。


8万本の焼夷弾が県都をほぼ焼き尽くした夜が

68年前の今日であった。


青森ねぶた祭花火大会では今年も約1万発の花火を打ち上げるそうであるが、

あれだって相当な数である。

数十分のうちに8万本の焼夷弾を落とされて破滅していく街の地獄を

想像して、とてもできるものではない。


7月28日は、そんな日である。




「戦争が終ったら、こんどはまた急に何々主義だの、何々主義だの、あさましく騒ぎまわって、演説なんかしているけれども、私は何一つ信用できない気持です。主義も、思想も、へったくれも要らない。男は嘘をつく事をやめて、女は慾を捨てたら、それでもう日本の新しい建設が出来ると思う。」

                         太宰治『嘘』より



経済も原発も税もTPPも、気になるところではありますが、

票を投じることに確信は持てません。


とくに国のあり方に関わる憲法改正の発議要件の緩和と「国防軍」の運用については

怪しいと思っています。


徴兵されたくないし、子供にも戦争による解決を否定する国で生きてほしい。



「政治は信頼するものでなく、監視するべきものである。」・・・か。


どうも低体温です。




涼しい庭仕事

数日前から朝、夕に庭木の剪定をしています。



つつじやイチイなどの伸びすぎてモサモサしたり飛び出した枝葉を

坊主刈りのように丸く整えていくのですが、

ハシゴのてっぺんに上っても木の一番上にハサミが届かない。

伸び上がってもああ、ムリ。


こんな高さでも落ちたらおおごとかもしれんな〜


やむなくそこを残して下の段をザクザク刈っていくと、

なにやら頭でっかちで不恰好な仕上がり・・・

これは、なんとか上を刈る方法を考えなくては。


今日はたいへん涼しい東風のおかげで

汗もかかず、蚊も寄ってこないので快適でした。



それでも、もう2週間で夏祭りの季節です。



おときゅう

JR東日本大人の休日倶楽部パス(6/29〜7/11)の期間が今日で終了です。

この期間は、金木駅から降りてくる旅人の数がいつもとは全然違う、

ゾロゾロ 連なって流れてくるという感じでした。



お得な旅費でたっぷり旅ができるというだけでなく、

当館にとっても特需な13日間でありました。



とはいえ、本日は最終日。

やはり帰路に着いた方が多いためか、

ほっ

急に静かになった、雨のメロス坂通りです。



梅雨どきの白いあじさい


と、


頂きものの夕張メロン



昨日は、足がお悪くて両腕に杖を持った男性がみえました。

段が多い当館を熱心に見学して頂いたあとで、お見送りしようとしたら、


「チャッ」


僕に小さく耳元で囁くのです。

??・・・何ですか?


「チャック」


ああ!両腕で杖を付いているから閉めてほしいんだな、と合点して膝をついたら


「ちがうよ、君だよ」


・・・


あら〜(笑)失礼しました。

忙しくして忘れてたんですね。