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推進、反対・・・


原発事故はもがくほど事態の収拾が難しくなっている印象です。

テレビで専門家が一様に淡々と解説をしているのが不思議。
着地点がわかるように話す人がいない。


「それ続けてなんとかなるんですか?」
とつっこむコメンテーターがいないのは・・・


なぜか脱・反原発の発言が聞かれないのは・・・

こういう事故があっても
まあでも原発やめるわけにはいかないですから〜
ねえ、という文脈。
そこが着地点らしいことは想像できます。


テレビでは本当のことは語ってはいけないんだな・・・


核反応も国策も走り出したら簡単に止まるものではない
ということが判るにつれ、


命を賭して事故処理に当たっている方々のことを考えると、
もっとダイナミックな早期収束はできないのかと悔しくなります。


これまで、原発は怖いけど仕方ないのかな、と日々過ごしてきた僕たちも
ここに及んでは知らないわけには、考えないわけにはいかない。


考える材料として
ネットにいろんな方が発信している中からご紹介します。

(こういう表現者もある、というあくまでも参考のための材料です)

「原発がどんなものか知ってほしい」 より冒頭↓
  私は原発反対運動家ではありません。20年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。




そして自然エネルギーの可能性についてものすごくわかりやすくお話している
田中優さんの講演映像(約60分)
その田中優さん×小林武史さんの同内容の対談(1)(2)


これはちょっと元気出ます。
テレビでしゃべってほしい話です。



留学生に手を振る

静かな疎開の家ですが、
弘前大学で学ぶタイ人の留学生二人とホストファミリーの方が見学にきました。

顔立ちを見て、日本人と変わらないのと
日本語がとても上手で感心拍手
太宰治を読んだと聞いてまた感心パクッ
すごく関心を持って見学してくれました。

この留学の間に東京で強い台風と、今回は地震にも会って。
今日は金木を散策して最後の思い出。
「また日本に来ます」と言って
明日、タイに向けて帰るそうです。


気をつけて帰ってねパー





地震から2週間・・・
テレビは通常の番組構成にもどってきて、緊迫感は薄められてる。
福島の原発近くの被災者の報道がこれまで少なかったのが気になります。
報道規制かと思ってしまいます。

決まり文句のように「直ちに健康に影響はないレベル」と
歯切れ悪くくり返す・・・


僕が被災者の親族だったら、大事をとってできるだけ急いで遠くに離れて!
と言います。


2008年にNHK視点・論点に
ナターシャ・グジーさんという歌手が出演して話した映像です。
「チェルノブイリとヒロシマ」(約10分)



以下、ナターシャさんのホームページ(メッセージ映像あり)より


大地震と原発のことについて

3月11日に大地震がおきたとき、わたしは東京で、卒業式に出演して
歌をお届けしたあとで、ロビーにいました。信じられない揺れ方でしたが、
パニックにならずに全員が無事に避難できて、本当に良かったです。
でも、しばらくは恐ろしくて震えがとまりませんでした。

そして、すこしづつ地震や津波の被害がわかってくると、あまりの光景に
言葉もなく、涙があふれました。コンサートで訪れた気仙沼や宮古の美しい風景や優しい人々を思い出しながら、こころから無事を祈っています。

原発の事故のことも、ニュースなどで知り、大きなショックを受けました。
私の大好きな、そして大切な日本で、私の体験した悲劇が繰り返されないことを、
そして、人々が私のようにふるさとを失うことがないように、こころから願っています。

少しでも早く、人々のこころに安らぎがもどり、こころに希望の灯がともることを
神様にお祈りしています。

                                   ナターシャ・グジー



チェルノブイリとヒロシマは問題が違うとか
福島の事故はレベルが違うというツッコミをされる方も多くいますが、
つっこむ論点がずれています。
高濃度放射線汚染の危険という点で共通です。

パニックになってはいけないし、
いろんな事情があるだろうことはわかる。

でも、国は何よりも一般市民を守ることを第一にしてほしい。




テラさんのブログ「原発のない世界をつくろう」
で紹介された田中優さんの講演

Heal the World

長い暗い洞窟を
手探りで出口を探すように

起こっている現象にどうしていいかわからない
恐怖、不安、悲しみ、怒り、いらだち・・・

想像もつかなかった状況に直面している僕たち日本人。


でも、平安の時には見えなかった希望が
暗闇の中ではよく見えてくる、ということがあります。

「当たりまえ」が「当たりまえ」ではないということを
たくさんの人達が実感している。

そんなVIDEO




暗闇の中から生まれてくる光が
日本人の心を導いてくれるように。


きっとのり越える。

元気を出して生きましょう。


 
世界中が日本のことを祈っています





 

辛抱の時

東北地方太平洋沖地震で被災した地域の方に
心からお見舞い申し上げます。


当館にもたくさんの方からご心配頂きましたが、
日本海側の津軽の被害は特になく、
津軽地域の各観光施設や津軽鉄道は
節電に協力しながら営業しています。

ただ、東北新幹線の不通など様々な影響により、
旅行客はほぼゼロという深刻な状態ではあります。
事態の収束は遠い先で、どこまで辛抱が続くのかわからないところです。


地震に伴い運送各社が止まっていますが、
太宰屋のネット通販は郵便(料金は注文ごとにお知らせ致します。)で発送できます。
お届けにややお時間がかかることが予想されますが、どうぞご利用ください。


太宰治疎開の家ネットショプ太宰屋

地震義援金

大船渡市で被災した従姉妹が
生きていると先ほど連絡が入りました。

家族も無事であることがわかり、
津軽でどうしようもなくハラハラとしていた親戚一同電話を回し合って
「よく生きていたくれた!」と涙を流しました。


地震が収まったわけではなく、途方もなく問題が増え続けていますが
規模も被害もすべてが想定を越えている破壊。
命がけで現地で頑張っている方達がいます。
無益な批判よりも具体的な応援をしましょう。

具体的に物資や義援金が必要とされているところですが、
個人レベルで物資を送るのは物流の多くが現在ストップしているので
どうすればいいのか現在よくわかりません。
でも義援金はすぐに現地の活動の助けになりますので
近くの金融機関からでも送金できます。

以下webサイトに方法
http://www.ipodlover.jpn.org/donation_volunteer.html


どうかたくさんの人が救われますように。


被災地域外でもスーパーやGSにたくさんの人が並んでいますが、
物流に規制がかかっても食べものが何もなくなることはないはずです。
被災して腹をすかせている人たちがいることを考えると、
日本人みんなが節約と少しの我慢。
生活を小さくしてあるものでしのごうという態度で
落ち着いたほうがいいと思います。