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食堂かたつむりの効果

本をもって布団に入る。
そのたびに数ページ読むととろっと寝てしまう。
なにかの書評で気になって、昨年夏に買ってから
ずっと枕元にあって先にに進まなかった本がある。

「食堂かたつむり」 小川糸


いちいち行動の描写が細かくてじれったくて
ぜんぜん好きじゃない表現
これは最後まで読む価値があるのか?
映像にするほうが説明くさくなくていいんじゃないのか。
いや、最初から映像化を意識して書いたのか・・・

こんな我慢大会なら読むのをやめればいいのに、また。
そして とろっ…zzz

料理をする趣味がない僕にとっては
知らない食材の名前をどうしたこうしたの場面が多すぎて
まったくつまらないので、
大きくページをとばしてみると場面が変わっていて、

気になって戻って読み直す。

どこからおもしろくなるんだ・・・
ちくしょう、こんなまどろっこしい読書は初めてだ。



ところが、どうしたこと、

家族の夕飯を作る機会になんだかいつもと違う感覚になって
急に料理っ気が湧いてきた。

こうしたら喜ぶだろう、 なんて
料理センスのない僕の中から出てこようもない感覚のはず
が、なぜかテキパキ創作をしている。

ここではたと気付く。

ううむ、ここに来てかたつむりが効いてきたのか?


「人のために料理を作る喜びと癒し。食べることの大切さに気付く物語」
と、書評にあった記憶がある。

読む人なら1日ですっと読めるお話が、
こんなに長い時間をかけて、やっと僕は受け取ることになったのか。

かたつむりのようにじわじわときたもんだ。





http://www.ogawa-ito.com/aisatsu/index.html

続・太宰治風の便り

拝啓。 突然にて、おゆるし下さい。私の名前を、ご存じでしょうか。
聞いた事があるような名前だ、くらいには、ご存じの事と思います。
十年一日の如く、まずしい小説ばかりを書いている男であります。

・・・つづく

「風の便り」太宰治


太宰治疎開の家/太宰さんの仕事部屋にて

ほのぼのダザイ君のイラストが4景
宛名面には 続きのイラストもお楽しみな
「太宰治風の便り」四季のポストカードセット発売になりました!

完成までの間、
おおのの の大野さん、イラストレーターの梅本さんをはじめ、
ご協力くださったみなさんに感謝いたします。

当初、¥600でいかがか? と考えてPOPも作ったのですが、
劇場公演で先行発売してもらう大野さんのお話も参考にさせて頂き、
発売直前に¥525に決定。
とても素敵なカードセットになりました。


太宰読者の方も津軽の旅をする方も
どうぞ思い思いのセリフをダザイ君に語らせてください。


金木町外では、
青森県立美術館ミュージアムショップが扱ってくださることになり、
青森市近郊の方は↑こちらでもお求めになれます。



ネット販売は今日これから準備して、明日から。
走れダザイ君!ラッキー






絵画展があります東京

津軽鉄道のお弁当の掛け紙等のデザインをされた
吉永直子さんの絵画展が東京で開催されています。

疎開の家にも何度か寄っていただいて、
素敵な空気感がただよう風景画を見せていただきました。
津軽鉄道沿線を描いているのが、なんともいい雰囲気。

吉永さんの鉄道と旅の絵をご覧になりませんか。


2010/1/25(月)-30(土) 
神田神保町 檜(ひのき)画廊
11:00-18:30(最終日30日は17:00まで)
 
千代田区神田神保町1-17(すずらん通り)

詳しくはhttp://yellowsonic.blog.so-net.ne.jp/2010-01-18


演劇『走れダザイ』上演中

ユニットおおのの『走れダザイ』公演
'10 1月20日(水)〜1月24日(日)


昨年3月に取材旅行で疎開の家に来てくださった
大野裕明さん作・演出の演劇
昨日から下北沢・小劇場 楽園で始まっています。




今回、うれしいご縁で
おおののHPで佇むダザイくんのポストカード「太宰治風の便り」を
うちから発売させていただくことになりました。
春夏秋冬の4景セット
劇場で数量限定販売してます。
デザイナー梅本恭子さんのブログ→http://umebrella.jugem.jp/ 

どんなダザイの大河ドラマが記されたのか、
すごく見たい!
僕は見に行けなくて残念モゴモゴ
東京近郊の方はぜひ足を運んでみてください。



『走れダザイ』 
作・演出 大野裕明(花組芝居)

出演
谷山知宏(花組芝居)
三村聡
大枝佳織(KAKUTA)
吉田麻起子(双数姉妹)
丸川敬之(花組芝居)
岡本篤(劇団チョコレートケーキ)

語り
岩崎加根子(俳優座)


チケット料金
一般 2,800円 / 学生 2,500円
当日 500円増

お問い合わせ・ご予約
おおののメール info@oonono.com
おおのの電話 080-1181-5320
下北沢「劇」小劇場窓口 03-3466-0020

会場
下北沢・小劇場 楽園
〒155-0031
東京都世田谷区北沢2-10-18
藤和下北沢ハイタウンB棟地下1



暖冬では?

確か昨秋の長期予報では
暖冬という話もあったような気もするんです。


昨日の暖かさから一転、
またも厳しい冬型に戻りました。

そんな中、
今日もたくさんの観光客が
疎開の家の前を・・・素通りしていきますたらーっ


あ、お客さん!
と思ったら、10年ぶりに会う知り合いでした。
変わらない温かい笑顔のTさん
幸せそうなご夫婦とのお話に
心が温もりました。