太宰の弟子

『もういちど太宰を読もう』
終戦直後に23作品が書かれた『太宰治疎開の家』旧津島家新座敷です。



お盆が近づいて、家族で旅行、帰省のお客様が増えました。
ここ金木にはねぶた祭り期間に観光バスが続々と、相当多くの観光客が来ていたはずですが、
当館には、祭りが終わってからのほうが、何故だか入館者が多い不思議・・・

お客様に太宰さんについてのお話をしながら
疎開中に太宰さんの生家を訪ねて来ていた文学青年たちのエピソードを
少し挟むことがありますが、
当館で販売している『太宰治語録』の著者・小野才八郎さんが話の主要人物。
新座敷で太宰さんと座談し、芦野公園にピクニックに行ったり、
昭和20年から21年の疎開中に8度も訪ねたという小野さんが、
同じく当時太宰さんに師事した葛西久二さんと共に杖を突いて当館を訪れたのは6年前、
太宰生誕100年の年でした。
その時、小野さんは89歳。
貴重な思い出話をいろいろ教えていただきました。

8月11日は、昨年94歳でお亡くなりになった小野才八郎さんのご命日。

お客様に小野青年の話でお名前を出したら
その日懐かしそうに新座敷の廊下を歩く姿が目に浮かんで、
ちょっと声が震えました。



 

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コメント

小野才八郎さん、小野正文さん他、ゆかりのある方の本をかなりの数読みました。本人を知っている方がどんどん減っていきますね。新座敷、数回拝見しました。表の新しい襖や畳の座敷より、奥の洋間や寝室、居間に使っていた部屋、中庭に降りる階段のほうに生活の痕跡、魅力を感じます。一度正面玄関から入って、全容を見たいものです。

  • ひまわり
  • 2015/08/19 14:20

>ひまわりさん
コメントありがとうございます。ゆかりの方々も少なくなっていきますが、建物もいつか寿命がきます。この新座敷も保全するにはいずれ大きく手を入れる必要が。ご希望の方には正面からもご覧いただけます。

  • daza
  • 2015/08/19 19:55