2019走れメロスマラソン&メロスTシャツ

 

太宰治が津軽の旅をしたこの季節にメロスが太宰のふるさとを走る!

五所川原市街から岩木山を背負って金木までのハーフコースをはじめ、

10辧5辧3劼紡燭のランナーが風のように走ります。

 

2019走れメロスマラソン5月26日

2019走れメロスマラソン公式ホームページ

 

太宰治疎開の家では今年も大会に合わせて

「吸湿速乾タイプ・メロスTシャツ」を制作します。

お問い合わせはこちら↓

TEL 0173−52−3063または 太宰屋お問い合わせページ

 

展開カラーのイメージ画像を参考に(実際の生地の色とは異なります)。

素材:ポリエステル size:160僉S、M、L、XL  各¥2500

 

 

 

太宰治生誕110年記念朗読会 参加者募集


 

 

太宰治生誕110年記念朗読会 参加募集

太宰治生誕日に特別な空間で太宰作品を味わう朗読会。

毎年6月19日に開催して、今年は第11回目となります。
本日からご予約を受け付けを始めました。

太宰作品の朗読をライフワークにするアナウンサー・

原 きよさんが、今回も三鷹市から出演してくださいます。
太宰治生誕祭のあとは太宰の書斎での朗読会へどうぞ。

 

****************************************************************


■と き  2019年6月19日(水) PM16:00〜17:40頃(開場15:30)

■ところ  太宰治疎開の家【旧津島家新座敷】
     
青森県五所川原市金木町朝日山317−9
     
※太宰治記念館「斜陽館」から徒歩で4分
      

■朗読作品 『一燈』

       昭和8年に上皇陛下が皇太子して誕生されたその日、太宰治

       が若く苦しかった時代の長兄とのエピソードが語られる掌編。

       

      『未帰還の友に』

       戦地に赴き、生死のわからない友人への懺悔と切ない祈り。

■朗読者  原 きよ(朗読家・フリーアナウンサー)

■参加費  1000円/お茶お菓子つき

■定 員  30名/椅子席
 
■お申込み 電話0173−52−3063(白川)
      またはホームページ「太宰屋」お問い合わせページ 
         のフォームに「朗読会参加」と書いてご送信ください。

 

 

 

 

佐渡

 

 

「ね、なぜ旅に出るの?」

 

「苦しいからさ。」

 

 

 

 

 

 

桜の開花予想がどうしたという、こんな季節にばかな風邪をひいてしまい、高熱で朦朧とした頭で思い出した。

この冬は、新潟から来ました、という見学者が多く目立っていた。

2月末であったか3月初旬か、その、いずれにしてもすごく寒い日に、ひとり旅の男性が車でやってきた。人懐こい穏やかな雰囲気を纏っていた。無駄のない細マッチョ、きれいに剃られたスキンヘッド。

やがて見学が終わり会話を交わすと、佐渡島から来たとのこと。

それなら太宰さんが『佐渡』という作品を書いてます。新潟から佐渡島に渡った旅の話です。短編集「きりぎりす」をお薦めすると、「ホテルで読みます」と、購入してくださった。

その頭で帽子無しではこの季節つらくありませんか?寒さにめっぽう弱いぼくが尋ねると、「背中の熱が襟口から首を上って後頭部がホカホカするから意外に寒くないんですよ。以前、新潟と佐渡を結ぶフェリーの船員をしてましたから、寒さはわりと平気です」

 

おおなんと!フェリーの・・・

 

 

〜太宰治『佐渡』冒頭〜

おけさ丸。総噸(トン)数、四百八十八噸。旅客定員、一等、二十名。二等、七十七名。三等、三百二名。賃銀、一等、三円五十銭。二等、二円五十銭。三等、一円五十銭。粁程(キロテイ)、六十三粁。新潟出帆、午後二時。佐渡夷(えびす)着、午後四時四十五分の予定。速力、十五節(ノット)。何しに佐渡へなど行く気になったのだろう。十一月十七日。ほそい雨が降っている。

 

 

『佐渡』でも『八十八夜』でも『津軽』でも、日常の、また創作の閉塞感が太宰さんを旅に押し出す。ひとり旅だがそれは時空を超えて読者に語られている。読者は旅の空のどこかで文庫を開き、たちまちちぐはぐな旅の道連れとなる。太宰さんが乗った汽船と佐渡の島影を読み浮かべて、彼は笑っただろうか。

 

 

もう病院行ってくるよ。

熱が抜けなくて苦しいからさ。